こころのすわるばしょ
「亡き人を悼む気持ちも自由には表せないのか真っ赤なドレス」
「考えて服を着る時間翌は秋」
「このあかはいいあかだ絵に使いたいしずかなあかだ終末のあか」
「マグカップいっぱいの紅茶をあげる眠れなくてもいいよ泣ければ」
「命ある熱を確かめたくなって素肌であなたに首を埋める」
「ぬいぐるみと泣き疲れた頬の境目が溶けて混ざるよ無力な悪夢」
「雨上がりの大気も金木犀の香に惚れてあなた以外は考えられない」
「ガラス張りの小さい世界の神様になった金魚を飼って可愛がったら」
「眠たげなまなこプリマヴェーラの棲む桜」
「街の人は皆AR秋の宵」