こころのすわるばしょ
「バレンタインの日の渋谷は百鬼夜行かな」
「枯木星胸穿つ今生きている」
「境内を突き抜ける電車ここが春」
「各駅の電車に乗って春看取る」
「本棚の影に隠れたらだれも自分を見つけられない気がする安心」
「できないと分かっていても君だけにはやってあげたいそれが愛かな」
「何年も大事にしていたぬいぐるみみたいに一緒にいる希死念慮」
「雨の日はいつも眠ってばかりいるいつだって目が覚めるのは晴れてからなの」
「仙人掌の花なぜ今日も生きてるの」
「大空を眺めている時だけぼくは世界を愛せるような気がする」