こころのすわるばしょ
「重力がまた強くなった気がする戻り梅雨」
「南風を通さぬ管理された部屋」
「積乱雲イメージすればどこまでも」
「本当のぼくは陽炎みたいな幻」
「梅雨入りやボタンホールの孤独かな」
「さす傘の仕組みも知らぬ菜種梅雨」
「まばたきとタイムスリップ蝉時雨」
「籤引きの外れが悪人夏の果て」
「風ひかる道路に虫の死骸かな」
「夏の海波間に見ゆ本音かな」